日韓トップグループが米日の大舞台へ、aespaの紅白パフォーマンスとBTSの米人気番組復帰

年末の風物詩であるNHK紅白歌合戦と、米国の看板深夜番組。日米を代表するテレビ番組に登場したK-POPアーティストたちが、それぞれ全く異なるアプローチで視聴者の関心を集めている。

紅白のステージに落ちた、ある種の「沈黙」

大晦日の紅白歌合戦。ガールズグループのaespaは、国内でのストリーミング再生回数が累計1億回を突破したヒット曲「Whiplash」を披露した。インフルエンザで欠場となったNINGNING(23)を除く、KARINA(25)、GISSELE(25)、WINTER(24)の3人体制でのステージ。髪の先まで神経の行き届いた鋭いダンスパフォーマンスで会場を魅了した。彼女たちが3人でステージに立つことは、すでに29日の段階で公式サイトを通じて発表されていた。

しかし、視聴者の視線は彼女たちの圧倒的なパフォーマンス以外の部分にも向けられていた。X(旧ツイッター)上で次々と書き込まれたのは、司会陣の対応に対する指摘だ。広島県出身である有吉弘行と綾瀬はるかが、曲の紹介時や熱唱後、aespaのメンバーに対して一切声をかけなかったというのだ。実際に「aespaの皆さん、ありがとうございました!」と労いの言葉をかけたのは、同局の鈴木奈穂子アナウンサーただ一人だった。

この背景には、出場を辞退したNINGNINGの過去の騒動が関係しているとの見方が強い。一部メンバーの過去のSNS投稿が、第二次世界大戦中に日本へ投下された原爆を揶揄するものではないかとして、以前から物議を醸していたのだ。

ネット上では、「有吉さんと綾瀬さんは何も言わず。きっとお二人の強い意志が働いていると確信した」といった声が上がった。さらに、「有吉が冒頭から綾瀬はるかと共に広島出身であることを強調し、矢沢永吉にも触れていた。あえて言っているのだと思う。aespaの後にだけ声をかけなかったのは皮肉が効いていて痺れた」など、司会者の沈黙を意図的なメッセージと捉える意見が相次いでいる。一方で、「配慮が足りない。もう司会をやらないかもしれない」と、NHK側の姿勢を疑問視する声も混在し、議論は今も熱を帯びている。

米深夜番組で魅せた、韓国のアイデンティティと原点回帰

アメリカのエンターテインメント界では、また別の韓国グループが大きな話題をさらっている。ジミー・ファロンが司会を務める人気番組「ザ・トゥナイト・ショー」に、BTSのメンバー全員が約4年ぶりに集結したのだ。

RM、Jin、SUGA、j-hope、V、Jung Kook、そしてジミン。すっかり同番組のお馴染みとなった彼らは、3月25日と26日の2夜連続で出演し、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で事前収録された圧巻のパフォーマンスを披露する。25日には最新シングル「SWIM」が、26日には「2.0」が放送される予定だ。過去にグランドセントラル駅や地下鉄の車内で伝説的なステージを見せた彼らだが、今回はスタジオのソファでのトークも大きな見どころとなっている。

会場を埋め尽くした「ARMY」たちの前で、彼らは思いがけない格好で登場した。韓国の家庭では当たり前とされている「室内用スリッパ」を履いて現れ、土足厳禁という自国の文化を司会のファロンにユーモアたっぷりに伝授したのだ。ニューアルバム『ARIRANG』に収録されている楽曲「Aliens」にも、「家に来るなら玄関で靴を脱いで」という韓国の礼儀作法に触れた遊び心のある歌詞が登場する。

兵役という韓国ならではの義務を終え、久々に顔を合わせたメンバーたち。ファロンから「離れ離れの間、隣のメンバーのどんなところが恋しかったか」と尋ねられると、互いにふざけ合って褒め称え、スタジオは温かい笑いに包まれた。だが、話題が新作アルバムに及ぶと、彼らの表情は真剣なものに変わる。韓国の伝統的な民謡をタイトルに冠した『ARIRANG』。彼らは、世界中のリスナーに向けて音楽を発信しながらも、同時に自分たちのルーツに深く立ち返ることの意義を真摯に語り尽くした。