『左ききのエレン』と『メイドさんは食べるだけ』、人気漫画2作品のアニメ化詳細が発表 2026年放送予定

Kappy氏原作の『左ききのエレン』と、まえやSUSUMU氏原作の『メイドさんは食べるだけ』、注目される二つの漫画作品のテレビアニメ化に関する新情報が相次いで公開されました。『左ききのエレン』は2026年4月の放送が決定し、『メイドさんは食べるだけ』も2026年内の放送が予定されています。

『左ききのエレン』、2026年4月放送決定

Web漫画を原作とする『左ききのエレン』のアニメ化プロジェクトは、最初の発表から約3年を経て、具体的な放送時期が2026年4月と発表されました。これに併せて、ティザー予告映像と新ビジュアルも解禁されています。

注目のキャストとして、主人公の朝倉光一役には千葉翔也さん(『WIND BREAKER』楡井秋彦役など)、そしてもう一人の主人公である山岸エレン役には内山夕実さん(『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』ルデウス・グレイラット役など)が起用されることが明らかになりました。

制作陣と原作の背景

アニメーション制作はSignal.MDとProduction I.Gが共同で担当します。監督は鈴木利正氏(『RWBY 氷雪帝国』)、シリーズ構成は岸本卓氏(『ぶっちぎり?!』)が務めます。ほかにも、アニメーションキャラクター原案に後藤隆幸氏、音楽にパソコン音楽クラブ(『星屑テレパス』ED曲)など、実力派スタッフが集結しています。

原作は、かっぴー氏により2016年3月から2017年9月までWeb漫画として連載。その後、nifuni氏作画によるリメイク版が2017年10月から2022年10月まで集英社「少年ジャンプ+」で連載され、全24巻が刊行されました。物語は、広告代理店で働くも報われないデザイナー・朝倉光一と、ニューヨークで天才的な左利きのグラフィティアーティストとして活動しながらも苦悩を抱える山岸エレン、二人の人生が交錯する群像劇です。

『メイドさんは食べるだけ』も2026年放送へ

一方、まえやSUSUMU氏による漫画『メイドさんは食べるだけ』のテレビアニメも、2026年に日本での放送が開始されることが決定しました。公式サイトでは、主要キャラクター3人の声が収められたティザー予告映像が公開されています。

主人公の橘すずめ役は、既に発表されていた市ノ瀬加那さん(『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スレッタ・マーキュリー役)が務めます。

追加キャストと意気込み

今回、新たに追加キャストとして、すずめと同じ屋敷で働くメイド仲間のリコッタ・フレスカ役に洲濃ちひろさん(Webアニメ『デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い』デビィ役)、そしてアパートの隣人である社会人・小松ナナ役に河瀬茉希さん(『ゾンビランドサガ』紺野純子役)が発表されました。

洲濃さんは「(すずめを見守り)笑顔になってほしくて頑張るリコッタもすごく愛おしい。大好きな人が美味しそうにご飯を食べている時の、あの温かい幸せを感じてほしい」とコメントしています。

また、河瀬さんは「(小松さんは)すずめちゃんといると自然と笑顔になり、その元気な姿に日々の疲れが癒されていく…そんなイメージを意識しました!毎週いろんな美味しそうなご飯が登場しますので、ぜひお腹を空かせてご覧ください」と、収録の様子と作品の魅力を語りました。

『メイドさん』の制作陣と原作漫画

アニメーション制作はEMTスクエアードとマジックバスが共同で担当。監督は千望みずき氏(『妖怪ウォッチ』シリーズ)、シリーズ構成は高橋ナツコ氏(『赤毛のアン』)と藤本紗枝氏、キャラクターデザインは安部千秋氏、音楽は北川勝利氏が手掛けます。

原作漫画は2019年12月から講談社「コミックDAYS」で連載されており、現在までに単行本が5巻発売されています。物語は、ひょんなことから日本で1年間足止めされることになったメイド見習いの橘すずめが、たい焼きやメロンパン、たこ焼き、おにぎりなど、様々な日本食を堪能する姿を描くグルメストーリーです。