
STUDIO 4°Cにて秋本賢一郎監督が指揮
繰り返される運命が、再び幕を開ける。ワーナー・ブラザース・ジャパンは、本日、桜坂洋による人気ライトノベル『All You Need Is Kill』がアニメ映画化されることを発表した。監督は『漁港の肉子ちゃん』で知られる秋本賢一郎が務め、制作はSTUDIO 4°Cが担当する。併せて、ティザートレーラーとビジュアルも公開された。
名作ライトノベル、ついにアニメ化へ
『All You Need Is Kill』は、2004年12月に日本で刊行され、2009年7月には英語版がViz Mediaからリリースされた。2014年には、『憂国のモリアーティ』の竹内良輔と『DEATH NOTE』の小畑健による漫画版が発表され、さらにハリウッドで実写映画化。『Edge of Tomorrow』のタイトルで公開され、トム・クルーズとエミリー・ブラントが主演を務めた。
ループする戦場の物語
Viz Mediaは原作小説のあらすじを以下のように紹介している。
突如として現れた異星生命体「マイム」が地球を侵略。若き兵士・キリヤ・ケイジは、新兵として戦場に送り込まれる。特殊な装甲スーツ「ジャケット」に身を包み、命を賭けた戦いに挑むも、無残にも命を落としてしまう。しかし、目を覚ますと、彼はまた同じ戦場の朝を迎えていた——死んでは生き返るという謎のループに囚われてしまったのだ。
158回目の死を迎えたとき、彼は一人の女性兵士と出会う。その名は「フルメタル・ビッチ」。圧倒的な戦闘能力を誇る彼女は、この無限ループからの脱出の鍵を握っているのか、それとも、彼をさらなる死へと導く存在なのか——。
STUDIO 4°Cが挑む、新たな映像体験
数々の名作アニメーションを手掛けてきたSTUDIO 4°Cが、本作のアニメ映画化に挑む。秋本賢一郎監督のもと、どのような映像表現が展開されるのか、ファンの期待が高まっている。
また、本作の制作発表に際して、関係者からのコメントも寄せられており、原作者・桜坂洋は「20年近く前に書いた物語が新たな形で蘇ることを光栄に思います」とコメントを発表。秋本監督は「ケイジの戦いと成長を、アニメならではの表現で描き切りたい」と意気込みを語った。
今後の続報や追加キャストの発表にも注目が集まる中、『All You Need Is Kill』のアニメ映画化がどのような作品に仕上がるのか、期待が膨らむばかりだ。