【平安時代の新感覚漫画】「34歳シングルマザーの同人誌奮闘記」 紫式部の魅力が新鮮で面白い!

漫画家のD・キッサンさんが、紫式部をテーマにした新しい漫画を描きました。漫画のタイトルは「34歳シングルマザーが同人誌書いてたらスカウトされた話」で、紫式部の生涯を独自の視点で描いています。

紫式部は、宮廷で女房として仕えながら『源氏物語』という同人誌を制作していたという設定。夫を亡くし、娘を育てるシングルマザーとして描かれ、その個性的なキャラクターが読者を引き込んでいます。彼女は突然の宮仕えの命に戸惑い、宮中での生活に馴染めずにこじらせ感を全開にする姿がコミカルに描かれています。

作中では、紫式部が同人作家としての活動を通じて成長し、宮中での生活や歴史上の人物たちとの交流も描かれています。紫式部を主人公に据え、時の権力者や宮中の人々を魅力的なキャラクターとして描くことで、物語は多層的な展開を見せています。

この漫画は、作者のD・キッサンさんが平安時代の漫画を描きたいという思いから生まれたもの。特に、『源氏物語』の作者である紫式部の人生に注目し、その独特な一面を引き立たせるために、キャラクターに引っ込み思案的な属性を与えたそうです。

D・キッサンさんは、史実を尊重しながらもアレンジを施すことで、物語をより楽しんでもらいたいと述べています。例えば、実際の紫式部は女房として優遇されていたが、漫画では紫式部の娘・賢子の成長を描くために実家に頻繁に帰らせる設定を取り入れています。

読者からは、「はじまり方から新鮮で面白い」「テンポがよくて読みやすく、気がついたら買っちゃいましたw」といった評価が寄せられており、作者の独自の切り口が好評を博しています。

D・キッサンさんは、この作品を通じて「紫式部という女性をもっと身近に感じてほしい」との思いを込めています。平安時代の歴史や人物が好きな読者だけでなく、広く多くの人に楽しんでほしいとの願いが込められています。

漫画は、「女性が楽しく歳をとって生きていく」をテーマに掲げ、紫式部の物語を通じてその描写を試みています。作者の熱意が作品に反映され、多くの人々に愛されることでしょう。